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宿番号:313188

「有形文化財」に指定された純和風旅館◆夕食は「お部屋食確約」

ハイクラス

天見温泉
難波から1時間/南海高野線天見駅下車すぐ

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    旧高野街道綺譚(その1

    更新 : 2007/10/18 20:23

    『不思議の里』

    旧高野街道は、京都、岩清水八幡宮を起点とする東高野街道と、
    京より淀川を船で下り、大阪高麗橋より四天王寺を経て、陸路堺に至り南下する中高野街道。
    西国より海路で堺湊に上がり、堺の大小路を起点にして狭山くみの木を通り、南下する西高野街道があります。
    中高野街道は西高野街道と河内長野楠木町で合流し、また西高野街道は、河内長野本町で東高野街道と合流。街道は一本となって三日市、天見を通り、紀見峠を越えて紀州路、高野山へと入ります。

    大阪・難波から高野山に向かう南海高野線沿線と、旧高野街道とは、長野から天見までの間をほぼ平行して走りますが、和歌山県橋本市辺りまで、都心大阪への通勤圏内であり、車窓からは、開発された広大なベッドタウンが見渡せ、新しい家々が見渡せます。
    …ところが、三日市の南方、美加の台を過ぎた、あたりから開発がぴたりと止まり、トンネルを抜ければ、まるでここだけ時間が止まったように、のどかで山深く、田舎の田園風景が現れます。
    「それは、市街化調整区域だからだろ…」
    …と言ってしまえばそれまでですが、それだって、日本国中いくらでも自然の豊富なところで、山肌が削られ、不用意に開発された例はいくらでもあります。
    私にはどうも、ここに住む、郷土住民の心のどこかに「ここだけは残したい」「残っていて欲しい…」、...のような共通の思念がないかぎり、こうはいかないのではないかと思っています。
    …よって、不思議なことに、千早口の『賽の神(さいのかみ)』から天見を越えて南側に位置する紀見峠に至る二駅間は、大阪・難波から約40分の通勤圏内にありながら、昭和の高度成長や平成のバブル期の開発や近代化をスルリとかわし、そのままの自然と、古里(ふるさと)としての自然を、たまたま現在に残すことになりました。
    このブログの中では、奇しくも開発から免れた、南海高野線・天見〜千早口の、たった二駅間にまつわる不思議な伝承を不定期にシリーズで書いてみましょう。

    名づけて『旧高野街道綺譚(きゅうこうやかいどうきたん)』。
    今日、掲載の写真は「千早口・賽の神から旧高野街道を望む…」の図です。

    あ!残念、字数制限…(><) 次回へ、乞うご期待!

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