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大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
巨木・古木鑑賞のススメ(その1
更新 : 2007/11/9 0:24
河内長野市では「ぐるっとまちじゅう博物館」と題しまして、〜天見・流谷〜2007という企画が行われている真っ最中なのですが、期間中、今のところ雨も少なく、車の通りも少ない地域なので、絶好のハイキングコースです。
ふだん、なにげに住んでいる地域にも「ああ、こんなものがあったのか」と、あらためて、気づかされることもしきりです。
天見・流谷八幡神社の、銀杏(いちょう)の木もまた然りで、小学生の頃にはこの木の根っこでよく遊んだものです。
今日、聞いた話によれば、天見という地は岩盤の地質のため、大木となると、根が地表に露出してくるそうです。
今では、根の保護のため、周囲は柵で囲まれていて昔のように遊んだりなんてできません。
ま、今ではそんなことして遊ぶ子どももいないかもしれませんが…
この銀杏の木は、樹齢300年以上。現在、大阪府の天然記念物に指定されています。
昨今の温かさのためか、11月となっても、まだ葉は青々としていました。
銀杏の香り…つぶれると臭いのですが… 今はまだ新鮮な香りが、周囲に漂っていて、思わず茶碗蒸しが食べたくなってきます。
この木を久しぶりに見て、子どもの頃に遊んだ懐かしさとともに、その頃には気づかなかったことを木から教えられているような気がしてきます。
「木が、何を教えてくれますか?」
う〜ん… ちょっと、言葉に出てこないですね…
なんだろう?
堂々とした幹。生きるために地表に露出した縦横無尽に走る太い根っこ。
四方八方に伸びた枝、青々とした無数の葉が作り出す木陰。
私がこの世に生を受ける前からここに存在していて、おそらく私がこの世を去った後も、ここにこうして存在しているだろう… なんて、ことでしょうか。
人それぞれに感じ方がちがうとは思うのですが、人に、何かを感じさせずにはいられない生命の迫力が、巨木、古木にはあります。
南天苑から銀杏のある流谷八幡神社まで徒歩約10分〜15分。
「巨木・古木鑑賞のススメ…」 機会があれば、ご鑑賞、ぜひおすすめします。