宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
櫨(はぜ)
更新 : 2007/11/29 22:56
当館の、庭園の一角に、「櫨(はぜ)の木」があります。
樹齢は400年超と聞いています。
昭和40年ごろ。現在の大阪・天王寺公園内、茶臼山付近を整備する際に、当館の庭園に移植されました。
なお、元住友家の庭園であった茶臼山付近の整備が進む頃。縁あって、当館には、この櫨の木と、年代物の春日燈籠、古木の摩耶紅梅の3点が移設されました。
ほかの二つは、また機会があれば紹介します。
ところで、茶臼山といえば、大阪夏の陣に、豊臣方の武将・真田幸村が陣を敷いた激戦地として有名です。大阪夏の陣は、関ヶ原の合戦より15年後の1615年。この戦いで豊臣家は滅亡しましたが、そのとき樹齢400年の、この「櫨の木」は、はたして茶臼山にあって、この雌雄を決する戦いを見ていたのでしょうか?
今は、当館庭内の片隅にひっそりと佇む、老木のみぞ知る、古い、古い物語...
毎年、紅葉の季節ともなれば、また独特の美しさです。