宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
世界...に、「おかん」あり
更新 : 2007/12/2 0:32
昨日は、♪きんきん、キラキラ☆♪きらきらポール☆♪...の、ステンレス製品でおなじみの、モリ工業さんに行ってきました。
今回、はじめて知ったのですが、「森教育振興財団」は、モリ工業の創業者が創業50周年を記念して、公立の小・中学校に図書、教育機器などの寄贈、そして二年に一度の『文化講演会』を主催されています。
「企業の目的は、利益を地域社会の文化向上に役立てることだ...」という現社長さんの冒頭の挨拶の言葉は、昨今の「偽装スキャンダル」でまみれた風潮の中、あらためて清明な響きを感じさせてくれます。
振り返れば、当館も、戦後に天見温泉を再開して50余年をすでに越えているわけでありますから、何か「社会の役に立てること...」と思うわけですが、ま...なかなか、そこまで至らないわけで...A^^;)アセアセ...
これからは、微力ではありますが、地域のイベントや、催しへの協力など... なんとか、私の体だけでもお貸しして、社会のお役に立てよう..と思った次第であります。
前置きが長くなりましたが...
今日の「文化講演会」の講演は、サッカー"ドイツ・ワールドカップ"日本代表キャプテンであり、現在レッドブル・ザルツブルグ(オーストリア)で活躍中の宮本恒靖選手...の、お母さんの宮本弘子さんです。テーマは「子育て自分育てを考えよう」です。
私自身は「子育て」は、終わってしまったのですが、テーマとは別に、話を聴いていて、いくつか気づかされたことがあるのですが...そのうちのひとつ。
「前を向く」ということ。
息子さんである、ガンバの宮本選手は30歳の挑戦で、ドイツ・ザルツブルグに行くことを決断したそうです。
「変わらない」ということは、世の中が変わっているのですから、相対的に見れば遅れてゆくことになる。新しいものへの「不安」は、「喜ぶべきこと」と感じること。「死ぬまで前を向く」。
終始、柔らかな語り口調の中に、世界の宮本選手を育てた「おかん(宮本選手は今でもお母さんをそう呼ぶそうです)」の、一本通った「芯(しん)」を感じたひとことでした。