宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
「看々蝋月尽(みよ、みよ、ろうげつにつく)」
更新 : 2007/12/3 0:20
さて、今年もとうとう12月に入ってしまいました。
どう転んだって、あと20数日で2007年もおしまい。
南天苑で、毎年、押し迫ったこの時季になれば、必ず掛けられる軸物が、「看々蝋月尽」の一行物です。
「看々蝋月尽」とは、「みよ、みよ、蝋月(ろうげつ)につく」と読みます。
茶掛けの禅語で、蝋梅(ろうばい)の開花時期、すなわち、本来は旧暦12月を指して掛けられます。
大意は、「ほら、ほら、もう12月になっちまったではないかいな!」ということ。
うかうかしているうちに年の瀬も迫ってきた驚きと、あたふたと今年やり残したことに奔走する。
あわせて、人の人生もまた同じこと。
「蝋月」と同じように、あたふたしているうちに、じきに幕がおりてしまうよ。どうぞご用心、ご用心…って、とこですか。
だから、「幕のおりぬうち」に、自分の出来ることを、せいいっぱい頑張りましょう...って...