宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
和室に生けるクリスマスの迎え花(その1
更新 : 2007/12/7 1:54
旅館でクリスマス...というのはミスマッチなのですが、八百万(やおよろず)の神々がおわす日本では、異国の神の日も祝う...という習慣に倣い、旅館でも、クリスマスを祝うわけです(ノ´∀`*)
ま…ところが…
明治時代の文明開化後に発展した、西欧のHospitality、Hospitalに起源を発するHotelと、『一宿一飯』の義理人情から始まった日本の旅館のちがいでしょうか。Hotelが、クリスマスにかける意気込みにくらべて、旅館のクリスマスの祝い方は、どことなくよそよそしくて、控えめです...
サミュエル・ハンチントンの云う文明圏のちがいもさることながら、やはり、起源の違いというか…
決定的にはタタミの住空間と食生活の慣習のちがいは如何(いかん)ともしがたいものがあると… 思われません?
だって、私たちの子どもの頃は、ケーキを買ってもらっても、食べるのは茶の間(いわゆる、今で言うダイニング兼リビング・ルーム)はタタミだったし、デザートフォークなんてのは同じ種類のもので、満足に人数分揃ったものがなかった。ターキーは鶏の手羽先だったたし、ご飯を食べて味噌汁が出て、漬物も出て、のりの佃煮まで出た覚えがある。飲み物はシンャンペンではなくシャンメリーだった。父親はふだんと同じく日本酒で晩酌していたと思う。
ピカピカしたクリスマスツリーは、燦然と豆電球を輝かせていましたが、それは日本家屋の中で、どこかよそよそしかった。
え?
ワタシんとこは、そんなことはなかった?
あ...そうですか、これは、失礼しました...
なにせ、私の子どもの頃といえば、『三丁目の夕日』みたいな世界でしたからねぇ…
でも、楽しかったですね。子どもの頃、日本のクリスマス...
話はまるっきり脱線しましたが、『和室に生けるクリスマスの迎え花』。この後、何度か紹介します。