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宿番号:313188

「有形文化財」に指定された純和風旅館◆夕食は「お部屋食確約」

ハイクラス

天見温泉
難波から1時間/南海高野線天見駅下車すぐ

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    「割り箸」の妙

    更新 : 2007/12/30 7:39

    先日見た某旅館のブログで、「日本人が使い捨てる割り箸のせいで 中国や東南アジアの森林が姿を変えている」だから思い切ってリターナブル箸(洗って再使用する箸)に変えた...という内容の記事を読んだのですが、どうも問題の観点を間違えると、間違った「解」を導き出しそうなので蛇足ながらの一考です。

    『日本で一年間に使われる割り箸は、約250億膳。単純計算すると、一人当たり年に200膳を消費するという。その98%、約245億膳が輸入品で、ほとんどは中国製。中国では箸を作る目的で木を切ることがある。しかし吉野はちがう。葉に光が当たるよう間引きをしなければ、山が痩せていく。木を切ることが山のためになるのだ(1)。こうして伐採した木を間伐材とよび、建築材として使われる。柱などを取るため裁断(2)。そのときに余った部分が端財。割り箸の材料である。製箸組合の理事、裏西国一氏はいう。「割り箸を使うことが環境破壊だ。そういう誤解が拡がっているのが悲しい。間伐は山のために必要なことです。吉野の割り箸作りは森を生かすための行為。そう自負しています」(略)木を愛する人間が責任をもって作った箸。それが山を守る吉野箸なのである。』(週刊新潮12月13日号)

    つまり、日本国内で生産されたでは割り箸は、間伐された木材を建築材に利用した後にできた「端材」を再度利用したもの。いわば「割り箸」自体がリサイクル品です。

    ちなみに問題となるのは、外国(おもに中国ですが...)からの輸入箸ですが、その生産は、ほとんど皆伐方式(間伐材を使うのではなく、効率優先のため森林まるごと箸の生産用に切り倒す)で、コスト削減のため、その後の植林も行われず、いわば森林の使い捨て。なお、東南アジアや、中央アフリカの熱帯雨林の木材は、割り箸の材料に適さず、現在、ほとんどが日本への輸出を撤退。これらの国々の森林資源の輸出先はおもに世界最大の家具製造と製紙業を有し、高層ビル建設に大量の木製コンクリートパネルを消費し、毎年GDP平均約10%以上の発展と成長を果たす中国です。

    経営にコスト管理を追及するのは、ある意味必然ですが、流通のグローバル化が、日本の割り箸産業や、その母体である日本の林業に打撃を与えたこと。しかしその中国もまた環境破壊に苦しむ羽目になった...という、皮肉な結果を招いているのが現状です。

    をっと!字数制限...続きはまた明日にでも...

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