宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
いただきモノ花☆・お披露目!(その2
更新 : 2008/1/24 13:50
せっかく戴いた花ですから、当館に来店するお客様だけでなく、ブログで紹介して、じゃらんネットでも見ていただこう!という趣向です。
今日のお花は「寒牡丹(かんぼたん)」。
戴いたのは、当館にお花を入れてくれる花屋「風露(http://www.fu-ro.com/)」さんから。
南天苑では、お客様の部屋に生ける花は、だいたい自前で、当館の庭から採るのですが、私が主宰する花の稽古日や、お正月、季節の端境の時季に、いくらかは花屋さんの花を買い求めます。風露さんは花屋さんの中でも、とくに茶花、和の花を扱う花屋さん。旅館の客室には風露さんの和の花がよく似合います。
そして、長らく懇意にしていただいているうちに、ときたまこうやってサービスで珍しい花を一本戴ける... ...というのは内緒です。
寒牡丹はふつう、花屋さんでもなかなか置いている花屋さんは少ないのではないでしょうか。
栽培にはかなり手間隙かかると聞いています。
たとえば、花には一株ずつ南側を開けた藁の囲いをつけます。そしてこの藁囲いが、冬の寒風を避け、雪や霜よけの屋根ともなります。
品種も寒咲き系とよぶ花芽の分化が早い極早生種を使いますが、さらに開花を早めるために秋の自然落葉を待たずに葉を早めに摘み取る...といいます。
いただいた寒牡丹は、昭和初期移築当時の趣を残す和室「泉灘(いずみなだ)の間」に、一種一輪で生けさせていただきました。花器は江戸時代の古銅耳付花入れ。
さて、似合っていますか、どうか...?