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宿番号:313188

◆屋外プール営業中◆「有形文化財」に指定された純和風旅館

ハイクラス

天見温泉
難波から40分/南海高野線天見駅下車すぐ

大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ

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    葦戸ごしの初夏の情景

    更新 : 2009/6/7 12:34

    おそらく、古くからやってる旅館さんなら、どこでもそうだと思うのですが、
    六月、衣替えの時期になりますと、日本家屋では、建具を障子から、葦戸(よしど、または簾戸[すど])に入れ替えます。

    子どものころ、毎年六月になると、
    大人たちが、ヨイショヨイショと、障子を簾戸に入れ替える姿を見ていました。
    大人が忙しくて、相手にされない子どもの立場としては、どこでも同じで、どうしてこんな手間なことするんだろう、とか、
    障子のままでも充分なのに、何か意味があるのかな、などと思ったものですが、
    それでも、すべての部屋に葦戸がはまった部屋から、葦戸ごしに外の景色が透けて見える情景は、それまでとはまったく別の世界でしたね..。
    何か、障子とは場面が変わった、いままでとはちがう、非日常の不思議な情景や、季節の変わり目を感じたものです。

    緑いっぱいの初夏の風景を、葦戸の微妙なストライプ越しに楽しむ、心のぜいたくさ。
    四季の性格がはっきりした、日本の国ならではの、古くからの、この時期の愉しみ方なのですね。

    さて、梅雨空ではありますが、より緑が深くなりはじめ、
    紫陽花の花も色づきはじめ、蛍もそろそろ天見川に出まして、それほど暑くも寒くもないよい季節です。
    今年も南天苑は、お部屋を葦戸に入れ替えました。

    四季を楽しむことは、日本を楽しむこと。
    この国に残っている、贅沢な文化を大切に楽しむことにほかなりませんね。

    朝目覚めれば、葦戸越しに見る緑が、心癒してくれます。



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