宿番号:313188
大正浪漫の趣き 天見温泉 南天苑のお知らせ・ブログ
いにしえの香り
更新 : 2011/10/3 22:18
秋も深まるこの季節。
松茸の香りは、山々と木々の香り、
何か懐かしい香りを運んできます。
『もののけ姫』って観ました?
子どもが小さい頃、『もののけ姫』を映画館で一緒に観ていて、
ふと、「そうだ〜、そういえば、日本人も、元はと言えば、森の民族だったんだ〜」って何気なく思ったものです。
だって縄文時代って1万年以上も続いたんです…
古代日本人にとって、山と森が「原初の生命体」。人間の母。生活の糧を得る母体。
稲作農耕が始まり、人々が平野部に出て暮らすそれよりず〜っと以前、
日本人は、森に入って栗やどんぐりなど木の実を採取し、山の獣を追って狩猟する民族だったのです。
山や森に分け入って、太古の先人が香った同じ、山々や木々の香りの芳しさ。
季節となれば、現在の日本人に珍重がられ、愛される松茸の香りは、
遥か太古の日本人たちが感じた同じDNAの記憶かもしれません。
『松茸と和牛炭火焼』南天苑十月のお献立は今月限りの限定版。
山里の秋を感じる天見温泉にて、いにしえの記憶を呼びおこす。
親しい友人や、気のゆるせる仲間同士の楽しいひとときをお過ごしください。
季節のおいしいものは、その季節のうちに…
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