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河内長野の名所紹介 〜檜尾山観心寺〜
カテゴリ : 周辺情報更新 : 2007/12/6 20:54
南天苑から観心寺へは南河内グリーンロードを使えば車で約10分。早春の観梅、春の桜、秋の紅葉と四季折々の楽しみのある観心寺は、多くの国宝・重要文化財も所蔵し歴史的文化的な意味でも必見の価値ありです。
檜尾山観心寺は奈良時代に役小角(えんのおづぬ)によって修験者の道場として草創され、その後、(815年)弘法大師空海が如意輪観音を本尊とし寺号を観心寺と改めたと伝えられています。
観心寺は南北朝時代に南朝側の将、楠木正成の学問所としても縁が深く、門前に大楠公馬上の勇士のブロンズ像が建立されています。また湊川の戦で敗れた後、敵将の足利尊氏によって遺族に届けられた楠木正成の首がまつられた楠公首塚もあり、楠木正成ゆかりのお寺として親しまれています。
建掛塔(重文)は、楠木正成が願主となり三重塔の建立を図りましたが、湊川の合戦にて没し工事未完のまま現在に伝わっており、その名の通り一重の屋根のまま建て掛けです。未完とはいえ細部の完成度や建築美はいうまでもありません。建掛塔は、二度と帰らぬ主人を待つ館の寂しさというか、広い境内にぽつねんと置かれ、天気の良い明るい日差しにも関わらず、言いようのない寂寞が漂う..、正成が現世に残していった大きな忘れ物のようにも見えます。
秘仏如意輪観世音菩薩像(国宝)は、金堂に安置され、毎年4月17日と18日の両日のみ公開されます。優美な姿態、慈愛にみちた半眼で思惟する時代を経た趺坐の観音像は暗い堂内に採光を放っています。写真撮影はできませんのでご紹介できないのが残念ですが、百聞は一見に如かず、ぜひご覧下さい
また、現在残る金堂は大阪府下最古の国宝建造物です。
境内から通じる参道の石段を4〜5分登りつめたところに宮内庁管理下の後村上天皇檜尾陵もあります。
このように見どころいっぱいの観心寺、南天苑ご宿泊の際は是非お立ち寄り下さい。