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the b 八王子(ザビー はちおうじ)のお知らせ・ブログ
関東を代表する山城・八王子城跡
更新 : 2014/5/1 15:06
八王子では4月になっても肌寒い日が続いていましたが、ここ最近はやっと暖かさを感じる気候になってきました。
今年のゴールデンウィークは天気もよく、行楽日和となりそうです。
八王子の行楽地というと、なんといっても高尾山が有名ですが、その高尾山の近くに八王子城跡があります。
この八王子城は天正年間(1573年〜1592年)に北条氏照により築かれました。
標高455mの深沢山を利用して築かれた山城で、その規模は関東地方でも屈指の規模を誇り、「日本100名城」の一つにも選ばれています。(都内で100名城に選ばれているのは八王子城のほかは江戸城だけです)
八王子城は1590年に前田利家、上杉景勝、真田昌幸らによって攻められ、落城。
江戸時代には幕府直轄領になり、明治以降は国有林となっていたため、人の手があまり入らず、落城当時の状態のまま、保存されていました。
歴史を感じさせる石垣がそのまま残されているので、歴史が好きな方も楽しめるほか、開発の進んでいない山なので、多くの草花が咲き誇り、ハイキングコースとしても人気があります。
そんな、八王子城跡ですが、昨年から城主・北条氏照が執務を行っていた御主殿と呼ばれる施設が当時の遺功を元に再現され、公開されています。
当時の庭園なども再現されており、戦国時代の殿様の暮らしに思いをめぐらすことが出来るようになっています。
ちなみに、八王子城跡からは中国の磁器類の破片や、ベネチア産のレースガラス器の破片なども発掘されており、当時の北条氏照の暮らしぶりが伺えます。
八王子城跡へは高尾駅からバスで約10分ほどの霊園前というバス停で下車し、そこから徒歩で15分ほどで訪れることが出来ます。
豊かな自然と歴史を感じさせる八王子城跡の散策、これからの穏やかな季節にはおススメです!
フロント・下崎光明