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竹久夢二と伊香保
更新 : 2025/4/7 13:14
竹久夢二と伊香保のつながり
伊香保の少女からの手紙
夢二がはじめて伊香保を知ったのは、明治44年、この地に住む少女、加藤ミドリさん(当時12歳)から届いた手紙によります。
当時、夢二は新進気鋭の挿絵画家で、夢二画集「春の巻」を皮切りに、数冊の画集を出版するなど、全国にその名がとどろいていました。
ですからおそらく、夢二のもとには毎日沢山のファンレターが届けられていたことと思います。
そんな中でも夢二はミドリさんに丁寧な返事(記念館蔵)を書いています。
加藤ミドリさんへの手紙加藤ミドリさんへの手紙
ミドリ様
愛らしいお手紙うれしくうれしくお見しました。
イカホとやらでお違ひになったのは私でありません。
それが私であったろうならと心惜しく思はれます。
お違ひする日があったらその日を楽しみませう。
さらば春の花の世をすごさせたまへ
かしこ
夢二
思いがけない夢二からの心優しい返事に、ミドリさんはどれほど感動したことでしょう・・・。
また、手紙に「イカホとやら」と書かれていますから、その時まで夢二が伊香保を知らなかったことが分かります。
夢二と伊香保を結んだこの貴重な「往復書簡」は、夢二記念館にて常設展示されています。
夢二の代表作である【黒船屋】などのグッズが晴観荘内で販売しています。
どうぞ、ご利用くださいませ。