宿番号:314709
ホテル雅叙園東京のお知らせ・ブログ
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目黒雅叙園物語(時代はここから始まった)
カテゴリ:その他 2015年1月7日(水)〜
更新 : 2015/8/7 1:21
時代が戦争へ突入していく重苦しい時代に、人々の晴れやかな笑顔を求めて、新天地をつくろうとした男たちがいました。目黒雅叙園はこうしてできあがっていきました。
ふつうの人々を主人公にした新しい文化が始まった「昭和の竜宮城」と讃えられた目黒雅叙園が誕生して85年余を迎えます。
目黒川沿いのこの一帯は、昭和のはじめは東京の郊外でした。
界隈には目黒不動尊などの有名社寺もあり、江戸時代には行楽地として賑わったようです。
さて、昭和6年の秋のこと。創業者の細川力蔵は現在の目黒雅叙園の場所に、本格的な北京料理と日本料理を気軽に味わえる料亭を開きました。
それまで「料亭」は、身分の高い人たちが行く場所で、庶民とはかけ離れた存在だったのを、“誰もが家族連れで気軽に訪れることができる場所”というコンセプトで造りあげたのです。
「これからは大衆の時代になる」。力蔵は、時代の流れを見事に見抜いたのでした。