宿番号:314709
ホテル雅叙園東京のお知らせ・ブログ
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目黒雅叙園物語(日本の総合結婚式場の草分け)
カテゴリ:その他 2015年3月21日(土)〜
更新 : 2015/3/21 13:47
なんといってもいちばん知られている「初めて」は結婚式の総合化かもしれません。園内に出雲大社から御霊(みたま)を迎えた神殿を造り、挙式ができるようにし、料理はもちろん、数百帳の着物やかつら、モーニングなどを取り揃え、写場や美容室を設えて、一貫して結婚式ができるシステムを整えました(昭和13年)。まさに時代の最先端。当時、目黒雅叙園で結婚式をすることに憧れたカップルも多かったといいます。
その披露宴で、お客様が料理を取りにくそうにしているのを見かね、力蔵が大工の棟梁だった酒井久五郎と金物商の原安太郎に相談して完成したのが、中国料理で使う回転テーブルでした。今や中国料理と切っても切れない回る円卓は、目黒雅叙園生まれの逸品です。
力蔵が大切にしたのはお客様の笑顔でした。ただ、物やサービスを発案するだけでなく、楽しさや幸せまでをもクリエイトしていたのかもしれません。その思いが、現在の目黒雅叙園にも連綿と受け継がれています。