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ホテルモントレ京都のお知らせ・ブログ
美術館めぐり♪@
更新 : 2015/2/6 15:50
京都の冬は底冷えがして寒く、寺巡りが趣味の私には辛い季節です。ある休日、どこか暖かくてほっこりできる所を求めて… 美術館巡りをする事にしました。
京都には、有名な京都市美術館や国立博物館の他にも、素敵な美術館がたくさんありますので、いくつかご紹介したいと思います♪
アサヒビール山荘大山崎美術館のある大山崎は、ホテルから約30分、山川に囲まれたのどかなエリアです。が、実はこの地は、羽柴秀吉と明智光秀による天下分け目の合戦が行われたところであり、幕末の禁門の変(蛤御門の変)の際に、最後の戦場となった場所でもあります。歴史ファンにはたまらない場所ですね!また、唯一現存する千利休の茶室、「待庵」もこの地にあります(完全予約制)。
急な坂道を登ることおよそ10分、可愛らしい山小屋のような建物が見えてきます。ついに到着!ちょっと息切れ… 徒歩が辛い方は、大山崎駅から、無料のシャトルバスも出ているようです。
美術館の中は、着物を着た女性がたくさん。それもそのはず、今季の展示は染色家で人間国宝でもある『志村ふくみさん』。私もこの方のエッセイを読んだことがあり、その感性や上品さに惹かれていましたが、実際に作品を観るのは初めて。展示品は、どれも優しくて繊細な色合い、特別な日だけでなく、日常でも使用したくなるようなさり気ないものばかり。多くの人が惹かれる理由が分かります。90歳になる志村さんは、今なお第一線で活躍されており、最新作も展示されています。身の回りにある植物から糸を染めて、手織りで織り上げるのですが、菜の花やクチナシ、また玉ねぎの皮も使用するそうです!
美術館に併設されているカフェのテラスからは、3つの川と山々を臨むことが出来ます。四季折々の景色が楽しめる美術館の庭園も見事で、春の桜、夏の若葉、秋の紅葉、そして運が良ければ雪化粧も見られるそうです。今回は雪もなく、ちょっと寂しい冬景色でしたので、また是非再訪したいと思います!
常設で、モネやクレーなどの作品も楽しめますよ。
■アサヒビール大山崎山荘美術館
所在地:京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
開館時間:10:00〜17:00(16:30受付終了)
アクセス:阪急「大山崎駅」下車 徒歩10分