宿番号:315040
道後温泉 茶玻瑠のお知らせ・ブログ
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かなり怪しい〜今は寂れた「ネオン街」&宝厳寺
カテゴリ:道後のことなら 2009年7月9日(木)〜
更新 : 2009/7/9 14:50
■茶玻瑠〜めちゃ近!徒歩3分■
「宝厳寺」というお寺は「一遍」の生誕地といわれています。
一遍といえば、鎌倉時代の浄土経の一宗派で「南無阿弥陀仏」と唱えると、信心のないものや下層階級のものでも等しく救われると説き、全国に救済のお札を配り、踊念仏により人々の心をとらえ、庶民に至るまで爆発的な人気を得たといいます。
開祖の一遍は寺をもたず、宗派をたてず、生涯を遊行で過ごしたそうです。
茶玻瑠を出て、東に向かっ進むと、かなり怪しげな坂道が左手にみえてきます。この坂は「ネオン坂」といわれ、明治10年から昭和33年の売春防止法施行にいたるまで遊廓があったところです。さらに怪しげ〜な坂道を登っていくと「宝厳寺」が見えてきます。
夏目漱石が『左に大きな門があって、門の突き当りが御寺で、左右が妓楼である。山門のなかに遊廓があるなんて、前代未聞の現象だ。』と「坊っちゃん」で描写している花街の面影はもうありませんが・・あやしげ〜な、寂れ感は道後の歴史を少しだけかいま見ることができます。