皆様こんにちは、奈良ロイヤルホテル宿泊部でございます。
4月とはいえ、初夏を思わせるような陽気が続いていますね。
今回は春日大社の「藤」についてご紹介いたします。
春日大社内には20品種、約200本もの藤が植樹されており、「立ち木造り」と呼ばれるこだわりの形式で飾られています。一般的な「棚造り」では見上げて藤を見なければいけませんが、春日大社内の藤は見上げずに目線で美しい藤たちを鑑賞することができます。
特に慶賀門を入ったところにある「砂ずりの藤」は樹齢およそ800年だと言われており、藤原家からの献上木だと伝えられています。花の房が地面の砂に着くほど(平均1m前後のようですが、最高記録はなんと172cm)だと言うことからこの名がつき、春日大社の藤を代表するものとなっています。
社紋が「下り藤」であることからも藤が大切にされてきたことが分かりますね。
4月21日時点で早咲きの藤が咲き始めたところのようで、例年4月中旬からGW頃に見頃を迎えることが多いようです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
当ホテルでも4月25日に桜から藤の装飾に変更をいたします。
お客様のご来館を当ホテルスタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
写真提供:「春日大社」