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南禅寺 八千代のお知らせ・ブログ
なんで京都.南禅寺の豆腐が美味しいのでしょう?
更新 : 2013/4/13 10:54
南禅寺といえば湯豆腐、でもなんで京都は豆腐が美味しいのでしょう?
寺社仏閣の多い地区、当館がある東山の風致地区も何十年まえから変わらない風景を残し南禅寺はまさに禅寺といったところでしょうか、凛とした雰囲気は当時のままなのでしょう。
そんな南禅寺の名物は「湯豆腐」です。
旅館八千代より程近い南禅寺は、湯豆腐でとても有名です。「なぜ湯豆腐なの?」って思いませんか。これには理由があります。
湯豆腐はもともとお坊さんの精進料理でした。いま有名な湯豆腐は昆布だしで豆腐をゆでて食べるのですが、当時のものは、焼き豆腐を煮たものでどちらかというとおでんみたいな感じだったそうです。
今でも南禅院の招待料理ではこの煮豆腐が出てきます。三門より「絶景かな。」と名台詞を残した石川五右衛門がたべたのは多分、煮豆腐だったんでしょう。
でもなんで、京都は豆腐が有名で美味しいのでしょうか?
京都は昔から上質の地下水に恵まれた土地でした。京都水盆と呼ばれる地下水脈は琵琶湖水量に匹敵する程の地下水があるといわれています。
そうです!!豆腐の半分以上が水です。おいしい豆腐作りには欠かせない京都の地下水はとても重要です。そして京都の豆腐屋さんのほとんどが今でも大切に井戸を残しています。
昔のままに毎日、井戸からくみ上げる水を使った豆腐は大量生産には向かず、その日の分しか作れません。そんな昔ながらの手作りの味が京豆腐の美味しさなのでしょう。