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星野リゾート 界 伊東のお知らせ・ブログ
伊豆に脈々と受け継がれる吊るし飾りと雛文化
更新 : 2018/2/8 10:15
いつも界 伊東ブログをご覧頂きありがとうございます。
本日は、伊豆の「雛文化」に纏わるお話をさせて頂きます。
界 伊東では、特別な記念日や三世代でのご旅行にお勧めのご当地部屋として「吊るし飾り 赤椿の間 白椿の間」2つのお部屋をご用意しておりますが、もともとは伊豆稲取の吊るし飾りに端を発しています。
雛飾りのモチーフ一つ一つには子供の健やかな成長、子孫繁栄を願う親心がこめられており、ひとつひとつ手縫いで作られているので、温かみを感じさせてくれるのが何よりの魅力です。
先日スタッフで稲取に足を運び、職人さんから吊るし飾り作りの手ほどきを受けて参りましたが、その大変さたるや想像を超えるものでした。
一見したところでは、慣れれば30分少々で出来上がりそうに思えましたが、いざ取り組んでみると一つのモチーフを作るのになんと1時間30分。
布を選び、パーツを縫い、布を重ね、表を縫ったと思ったら裏を縫い、その縫い方も何種もあり、綿を詰め、目をつけ、形を整え、、、
スタッフ一同、集中力をフル稼働させてなんとか完成させました。
その教えて下さる職人さん方の平均年齢はゆうに60歳を超え、きめ細やかな作業を黙々と手際よくこなされるその姿を拝見してから改めて吊るし飾りを見ると、機械化・デジタル化が進む現代だからこそ尚の事でしょうか、感慨深いものがありました。
また、稲取では2月23日(木)〜3月5日(日)に「素盞鳴(すさのお)神社雛段飾り」が登場します。
雛段飾りとは、“石階段を何段使って雛人形を並べることができるか”という観光イベントです。両サイドに飾ってあるのが吊るし飾りですが、この飾りは期間中毎日出し入れするそうです。
例年、稲取温泉の素盞鳴(すさのお)神社と伊東温泉の仏現寺で段数の日本一を競い合っており、素盞鳴(すさのお)神社では今年は1段増えた118段で勝負をする予定だそうです。
2月下旬に界 伊東にお越しの際には、是非二大雛段飾りをご覧になってはいかがでしょうか。
皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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