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伊豆今井浜温泉旅館 心のどかのお知らせ・ブログ
【か】◆河津だね◆鶏肉・卵・酒を口にしない日々
更新 : 2010/12/13 14:52
河津の小ネタ
河津では鳥精進・酒精進といって12月18日の午前0時から24日の午前0時までは、
鶏肉・卵・酒の一切を口にしないという風習があり、『伊豆七不思議』のひとつとなっています。
この時期は地元の飲み屋さんはお休み。学校給食にも鶏肉や卵料理が出ないの徹底ぶり。
そこにはこんな言い伝えがあります。
昔「杉桙別命(すぎほこわけのみこと)」という大変な酒好きの神様がいらっしゃいました。
ある日この神様がいつものように酒を飲んで野原で寝こんでしまったところ、
野焼きの火に囲まれてしまいました。
するとどこからかたくさんの小鳥たちが飛んできて羽を水に浸し、
いっせいに時雨のようなしずくを降らし火を消してくれ難を逃れました。
神様はこれに懲りお酒を飲まなくなったとか。
この神様が難を逃れた日から1週間を「鳥精進・酒精進」と称して、
鶏肉・卵・酒を口にしない風習がうまれたということです。
この禁を破ると火の災難にあうと言われています。
これはあくまでも来宮神社の氏子や地元に住む人々の風習ですので、
遊びにいらしたお客様にはお酒も鶏肉も卵も出しますのでご安心ください。
また地元の人は、この期間の直前17日の夜は「とめます」と言って浴びるほど飲み、
23日の夜には「あけます」と言って24時を待って
1週間分のごぶさたとばかり酒を飲み始めるのが
このあたりの酒呑みの習慣なのです
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