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伊予かすり会館
更新 : 2021/2/5 21:54
観光は歴史
歴史はストーリー
最近通っている、ふるさとふれあい塾で出会った言葉です。
本日は、伊予かすり会館のご案内です。
愛媛の伝統織物『伊予絣(かすり)』は、久留米絣、備後絣と並んで三大絣のひとつです。
伊予絣は、江戸時代後期に菊屋新助と鍵谷カナによって生み出されました。
波方出身の菊屋新助は、松前町に伊予縞を作る織屋を開業しました。当時の機は生産効率が悪かっため、新助は西陣から高機(たかはた)を取り寄せ、量産化を図り、伊予縞は販路が拡大し、伊予結城と呼ばれるようになりました。
新助が考案した高機は鍵谷カナにより、伊予絣の生産に使われることになります。
鍵谷カナは、垣生の今出(いまず)の生まれ。伊予絣を生み出すきっかけは藁葺き屋根のふき替えの時だと言われています。押し竹の縄に括られた部分の藁は白く、陽に当たっていた藁は褐色に変わり、綺麗な模様が出来ていました。この模様を布にできないか、と考えた結果が伊予絣という訳です。
享和年間に伊予絣が作られたといいますから、久留米絣よりも早く完成していたことになります。明治37年には全国生産一位となり、当時全国では子供から大人までこぞって緋の着物を愛用したそうです。また、伊予絣は、1980年に愛媛県指定の伝統的特産品となりました。
しかしながら、生活の洋風化とともに着物を中心に絣の需要は低下し、今日では事業として行っているのは白方興業1軒のみ(他事業と兼業)。
2019年1月に現施設を閉館し、同月に規模を縮小して松山ロープウェー商店街に開館します。
新施設では引き続き歴史展示や藍染め体験などを実施、生産機能は現会館に残す方針だそうです。会館移転は、白方興業と今治タオル取扱店の伊織が伝統的な繊維産業の継承・発展を目的に1月に締結する業務提携の一環。両社は共同で絣の伝統を生かした新ブランドを立ち上げて商品開発を進めるそうです。
えーーー!
なんか!楽しみ!!
愛媛の伝統織物のコラボ!!??
また、ここからも、ストーリーが生まれそうです。
それでは、
今日も素敵な一日を!
素敵なストーリーが、皆様に訪れますように。
素敵な旅のそばに
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