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「松山城」石垣について@
更新 : 2020/4/23 13:36
こんにちは!
フロントの河村です。
今回は「松山城」を取り上げたいと思います。
松山城と言えば、現存12天守の1つで
全国的にとても有名なお城ですが、
中でも「石垣」についてお話ししていきます。
さて、お城には必ずあるというイメージの石垣ですが、
実は、石垣のあるお城は西日本に集中しています。
特に関東地方では、江戸城や小田原城など
大規模な石垣はかなり数が限られます。
様々な要因があろうかと思いますが、
石垣に使う花崗岩(かこうがん)の産地は限られるので、
採掘・運搬が比較的簡単な瀬戸内海沿岸地域に、
お城が集中しているのは、なんだか納得できます。
例えば、大坂城の石垣に使われた石は、
香川県の小豆島から運んでいたと言われています。
パワーショベルやダンプカーなどのない時代、
全てを人力で運ぶのは相当な苦労がありますよね。
そして、石垣はその見た目によって、
いつ作られたものか大まかにわかるんです!!
と言うのも、時代が進むにつれ、採掘技術や石の加工技術が発展し、
思い通りの大きさ・形の石を作ることができるようになりました。
〇戦国時代:天然の石をそのまま積み上げる
「野面積み(のづらつみ)」
〇戦国末期〜江戸時代:加工した石を積み上げる
「打込み接ぎ(うちこみはぎ)」や「切込み接ぎ(きりこみはぎ)」
と呼ばれる石垣が登場します。
石垣を見る時は、正方形などの石が整然と並んでいたら
「あぁ、比較的新しい石垣なんだな」
という風に、いつ頃に作られたか想像してみても楽しいかもしれません。
(まぁ、新しいと言っても江戸時代の物ですが(笑))
まだまだ石垣について話したいところですが、
続きは次の機会にしましょう。
では、また!
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