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「松山城」石垣についてA
更新 : 2020/5/16 13:05
こんにちは!
フロントの河村です。
今回は松山城の石垣、第二弾をお送りしたいと思います。
前回は、一般的な石垣の種類についてお話ししましたが、
松山城には「登り石垣」という、全国的に見ても珍しい石垣があります。
「登り石垣」とは、山腹から侵入しようとする敵を阻止するため、
麓の館と山頂の天守を石垣で連結させたものです。
中国・万里の長城をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。
この「登り石垣」は豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本遠征軍の
倭城築城で採用された防御方法と言われています。
松山城を築城した加藤嘉明は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に従軍しているので
その際の経験から松山城の守りにも取り入れたのでしょう。
「登り石垣」そのものを登ることはできませんが、
県庁裏登城道から眺めることができます。
ちなみに、松山城は歩いて登城することもできるんです!
「県庁裏登城道」の他に「東雲口」、「黒門口」、「古町口」と、
4つの登城口があります(現在、古町口は土砂崩れのため通行止め)。
ロープウェーの下を登る「東雲口」や、登り石垣の見える「県庁裏」
もいいんですが、個人的おススメは「黒門口」です!!
こちらは江戸時代の正規ルートなので、当時の人も登った道を歩くことで、
なにか時代をタイムスリップしたような気持ちになれます!!
ただ、黒門口はとても急な石段の道となっており、
ご高齢の方や小さなお子様など体力に自信のない人には、
キツイかもしれません。
また、雨の日など足元の悪い天候の日は、
滑りにくい、汚れても構わない靴で歩かれることをおススメします。
季節はもう初夏、ホテルからの散策コースにぴったりな
松山城を訪れてはいかがでしょうか。
では、また!
(参照・写真:松山城公式HPより)
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