五月の雨と書いて「五月雨（さみだれ）」と言う言葉があります。

今日は朝からの雨模様で、窓の外にはきらきらひかる銀の雨が降っています。

それにしても、日本にはなんと美しい言葉があるのでしょうか。
この国に生まれたことを、神秘とエネルギーに満ちた広大な宇宙に感謝します。

等と思っていたら…、

「五月雨」の五月といのは、旧暦の五月のことで、新暦に直すと現在の６月。
つまり「五月雨」というのは、今日のように爽やかな明るい雨ではなく、あのじめっと暗い「梅雨」のことを指すのだと言うではありませんか！

宇宙に感謝まで捧げてしまった私の衝撃は、まさに隕石直撃としか言いようがありません。。。

しかし呼び名はどうあれ、緑色の葉を静かに濡らし、青く滴る雫などを眺めていると「夏が近いな」なんて晴れやかな気持ちになります。

当ホテルのフロントでは皆様に貸し出すための傘を用意しています。

天からさらさらと落ちてくる５月の雨の中、新緑の道を歩いてみてはいかがですか？
ちょうど「五月雨」のころ、松尾芭蕉が最上川のほとりを歩いたように。

あなただけの「奥の細道」が見つかるかもしれません。（や）