宿番号:316572
天空湯房 清海荘のお知らせ・ブログ
願わくば 花の下にて 春死なん
更新 : 2009/2/16 16:41
本日2月16日は、西行法師の命日です。
願わくば 花の下にて 春死なん
その望月の 如月の頃
約800年の昔ですから、当然旧暦です。「望月の如月の頃」はお釈迦様の入滅日。今で言うなら3月下旬から4月上旬、まさにこの歌でいう花、つまり桜の頃です。
月を愛し自然を愛し、とりわけ桜を愛した僧侶である西行にふさわしい命日であり、辞世の歌ですね。
ゆくへなく月に心のすみすみて
果てはいかにかならんとすらん
(どこまでも月に心が澄んでいって、
このはてに私の心はどうなってしまうのだろう)
これは月を詠んだ西行の歌。
澄み渡る月の美しさに高揚する心、自然への畏怖、800年の時を越えて伝わる「言葉」のすごさを感じますね。
もうすぐ桜の季節。月夜に夜桜見物も、いいですね。
「桜」ですかさず「酒」を連想する俗物(^_^;)・・・・フロントY.A