昨日アップした「オヤケアカハチ〜太陽の乱〜」のアカハチについて紹介します

　民の英雄として語り継がれるオヤケアカハチは、西暦1500年頃に実在した人物です。波照間島に生を受けたアカハチは、石垣に渡り大浜に居を構えます。赤い髪に青い目、大きな風貌のアカハチは、はじめのころは村人たちから恐れられるものの、働き者で頭脳明晰、親切で誠実な人柄が多くの人に慕われ、次第に勢力を広げていきます。ですが、その勢いを恐れた琉球王朝から、反旗を翻した反逆者とみなされ、征伐軍３，000人との戦いに敗れ、非業の死を遂げます。
　納税に苦しむ民を救ったアカハチは、同じ頃、韓国に実在したとされるホンギルトンと同一人物であるという説もあります。（日本でいうところの源義経＝チンギスハン伝説でしょうか…）
　歴史に埋もれたミステリアスな部分が、今もなお、人々のロマンをかきたて、いくつもの物語が生まれているのも事実です。
　
※写真は、大浜公民館にあるオヤケアカハチの像です。多くの民から慕われた豪傑のエネルギーが伝わってくるようなダイナミックな像ですね。　　　　　　　Ｋ