沖縄の花といえば…ハイビスカスというように、真っ青な空に色鮮やかな花が映える景色をみることが、南国に旅行に来た楽しみのひとつだと思います。

　冬は残念ながら、天気の悪い日も多く、そういった景色を見ることは少ないのですが、それでも花たちは、元気に咲いてくれております。

　当ホテルでも、多肉植物、ハイビスカス、ブーゲンビリアといった植物たちが生き生きとした姿を見せてくれておりますが、とりわけ入り口にある白いハイビスカスは、私にとって、格別の思いがあります。
　この白いハイビスカスは、去年の今頃は、ホテルの横に植えてありました。毎日、水をあげていたのですが、例年よりも早い５月の台風の襲来で枯れかけて弱っておりました。木自体が死んでいなければ生き返ってくれるだろうと思い、他の花たちと同じ場所に移し、水をあげておりました。すると、数ヶ月が経つうちに次第に葉がつきはじめました。でも、なかなか花は咲きません。辛抱強く見守っていくと、去年の１１月にやっと花を咲かせました。咲かせ始めた途端、いくつもの花を毎日咲かせ、見ているこちらを楽しませてくれております。
　‘花は声をかけてあげると、より綺麗に咲く’と言われておりますが、植物たちが生き生きとしている姿を見ると、心が和みます。
　当ホテルにいらした時には、周囲の植物たちも見てみて下さい。青々と生き生きとした様に、元気をもらえるかと思います。