梅雨の時期が明けると夕焼けが赤くきれいな時期ですね。夕刻になるとどこからか子供の帰宅をうながすように、遠くの防災行政無線から音楽がながれてきました。

ゆうやけこやけで日が暮れて　山のお寺の鐘がなる　♪♪♪

夕焼け小焼け　作詞　中村　雨紅　　作曲　草川　信

どこかさびしい感じですが、田舎の夕景がはっきり思い浮かぶ歌詞が日本人に好まれて、1919年（大正8年）に中村　雨紅が発表して以来ずっと歌われ続けて知らない人がいないほど。この歌の情景は雨紅の故郷である八王子です。海外に招かれる日本人の歓迎式典などに良く流される曲、戦時中、兵隊さんがふるさとを思っては歌った曲としても有名なのだそうです。それだけ日本人のイメージに合っているのですね。
作詞者の中村　雨紅は1916年に東京府北豊島郡日暮里町第二日暮里小学校の教師になり、1918年には第三日暮里小学校に転勤しました。現在の荒川区立第二日暮里小学校には「夕焼け小焼けの記念碑」が、第三小学校には「夕焼け小焼けの記念塔」が建立されています。写真は荒川区立第二日暮里小学校の記念碑です。
第二日暮里小学校へはＪＲ、京成日暮里駅東口より徒歩８分