宿番号:316610
『雪の結晶について』
更新 : 2022/2/17 16:01
皆様、2月中旬になり、雨や雪などが降り、寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
今日は雪の結晶についてお話をさせて頂きます。雪の結晶の形は1つとして同じ物は無いと言われるほど多様な形がありますが、大きくは8種類ほどに分類されます。雪の結晶は六角形であるというのが一番の特徴です。一言で言うと、水の分子は氷になるとき、六角柱の形でくっつきやすいからです。この六角柱がベースになり、まわりに水蒸気がどんどんくっついていくことで成長していきます。0.2mm以上になると「雪結晶」と呼ばれます。ベースの小さな六角柱は、落下したり風に吹き上げられたりしつつ、いろんな雲の中を通り抜けて、六角形の「角」に水蒸気がくっついて、枝が伸びたり、板が成長したりします。枝が伸びるか、板が発達するかは気温と湿度によって決まります。
水蒸気が多く、温度が−15℃前後だと、枝が発達しやすくなります。それより少し温度が低いか、または少し高い状態だと、板が発達しやすくなります。六角柱は、−4℃以上で平面方向(平べったい)、−4〜−10℃で長軸方向(細長い)、−10〜−22℃でまた平面方向、−22℃以下ではまた長軸方向に成長するという法則があります。つまり、ずっと−22℃以下でただよっていると六角柱がすごく長くなり、柱や針のような形になります。雪の結晶は大きなものだと数mmから10mmぐらいまであるので、肉眼でも観察可能なので、機会がありましたら、ぜひご覧になってみて下さいね。
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