原爆の日の８月６日夜、広島市南区のマツダスタジアム（新広島市民球場）の観客席で約２千本のろうそくがともされるイベントが開催されます。

ろうそくにともす火は、中区の平和記念公園の平和の灯から採火。
原爆ドームと同じ高さ25メートルに当たる内外野２階席上段に並べ、「ピースライン」として平和のメッセージを発信します。

このイベントを企画した学生たち約40人が参加し、午後６時半から午前０時まで、瓶に入れたろうそくを内外野のスタンド計約三百メートルに、３列にわたって並べます。

残念ながら一般入場はできませんが、新幹線の中から見られる予定。

「新幹線に乗っている広島県内外の人たちにも見てもらいたい。炎をつないだピースラインが、８月６日について考えるきっかけになれば」と、広島の玄関口での訴求効果が期待されます。


旧市民球場（中区）は、縦3メートル、横4メートルのスクリーンを2階席からネットを引っ張っているワイヤーにひもを掛けて張り、イベント用のスピーカーを持ち込んで野外映画館に変身。

球場と平和をテーマにした5作品を放映します。
鑑賞エリアはバックネット裏のスタンド席。
こちらは一般参加もOKで入場無料。開催時間は19時〜20時30分。


平和公園周辺では色々なイベントが行われたり、交通規制があったりで混雑する時間帯がございます。広島にお越しの方は、時間に余裕を持って「原爆の日」の広島を体験して下さい。