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風待ちの湯 福寿荘のお知らせ・ブログ
調べてみました!嶋田青峰俳人
更新 : 2009/6/13 12:23
昨日掲載した俳人 嶋田青峰(しまだせいほう)さんのことをもう少し詳しく調べてみました。
新興俳句運動中心人物として知られている嶋田青峰は三重県志摩市磯部町的矢出身で青峰という俳号は、故郷磯部の名山「青峰山(あおのみねさん)」よりとったもので、本名 嶋田賢平さんという。
早稲田大学の前身、東京専門学校を卒業後新聞記者となり、虚子(俳人・小説家)さんの知遇を経て俳諧の道に入る。弟の嶋田的浦さんとともに虚子の主宰する「ホトトギス」誌上に俳句を発表し兄弟そろって俳人としての地位を築いていったそうです。
青峰はやがて自ら俳詩「土上」を主宰、写実に徹する「新興俳句運営」に傾倒するが、戦時色強まった昭和16年「思想弾圧事件」にまきこまれ検挙されてしまいました。
そしてそれが原因で健康を害し療養していましたが、昭和19年5月31日62歳でなくなりました。
いまはこよなく愛した故郷的矢湾を見下ろす丘に弟 的浦の碑と仲良く並んでたたずんでいるんだそうです。