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伊豆高原 城ヶ崎温泉 花吹雪のお知らせ・ブログ
平安時代から伝わる伊豆高原の神社
更新 : 2012/8/29 15:46
花吹雪のある伊東市八幡野には、八幡宮来宮神社という神社があります。
八幡宮と来宮神社が合祀された神社で、この八幡野の地名も、
八幡宮からとられたといわれています。
この神社の森には、樫の木や椎の木、日本の主木である
タブノキなどがあり、元々の日本の森の姿がみられます。
典型的な鎮守の森です。
また、木々の周囲には、珍しいことに2mもの葉を拡げた
リュウビンタイが見られますが、このリュウビンタイというシダ植物は、
日本で自生している中ではこの八幡宮来宮神社のものが北限で、
国の天然記念物にも指定されています。
社殿は静岡県の指定有形文化財であり、
それぞれの神様をのせた二つの神輿と、神輿を運び入れる屋台は
伊東市の指定文化財でもあります。
毎年9月の中頃、日曜日から月曜日にかけて、
伊東市で一番早い秋まつりが行われます。
八幡宮来宮神社から二つの神輿が、八幡野の港までお下がりします。
神輿を担ぐ男たちは、白い紙と榊の葉を口にくわえる習わしで、
神輿を担いでいる間私語は禁じられています。
神輿行列を見送る人たちも、その場にしゃがみ、
黙って見送らなければなりません。
ワッショイワッショイの煽りの祭ではなく、鎮めの行列です。
その後神輿を屋台におさめたあとは、万灯も振られ、露店が並び、
賑やかな祭りが夜まで続きます。
次の日になると神輿は神社へお上がりします。
各町内会の山車がそれに続き、中でも胡麻の枯れた枝で作る
「ゴマガラ」という山車には、万灯やシャギリが続き、
賑やかな行列になります。
最後に「ゴマガラ」は神社の階段の上から落とされ、
その壊れ方で豊作か不作かを占います。
今年は9月の16日と17日に行われます。
日本の古来の神社のすがたが見られますので、
ぜひお参りしてはどうでしょうか。
日本の心を頂けるかもしれません。
赤いうさぎ 勘助
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