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宿番号:316736

森の中の料理宿

伊豆城ヶ崎温泉
東京駅より伊豆急下田線踊り子号で約2時間、伊豆高原駅下車、徒歩10分

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  • やんもの里 1 年貢として納めたヤマモモ

    更新 : 2012/8/31 16:48

    当宿のあるこのあたり一体は古くから「やんもの里」と呼ばれています。

    「やんも」とはヤマモモ(山桃)のこの地方の呼称です。

    「やんも」という愛すべき音の響きは、現在でもやんもの里花火大会、

    やんもの里郵便局 といったように使われています。

    このあたりの土地は溶岩台地であり、農耕に適さない不毛の土地。

    米や野菜を作るかわりに比較的やせた土地でも

    よく育つヤマモモを植えました。

    整腸剤としてや、また現在でいう抗酸化作用があるともいわれ、

    生薬としての役目を持っていました。

    江戸時代には米一升とヤマモモの実一升は同価値とされ、

    江戸城に年貢として納められました。

    それほど貴重な食物だったのです。

    現在もここから海岸線を少し南下したところの浮山地区に

    ヤマモモの群生林があります。

    しかし今では実を収穫することはなく、自然落下して地面に

    赤い果汁の跡をつけるにまかせたままなのは悲しいことといえます。

    ルビィのように赤く丸い果実は意外なほど美味しく、

    甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

    ジャムやジュースに適しています。

    実の生る時期は6月の末からの10日間あまりの短い期間です。

    その時期に地域で協力して収穫を行い、

    それを祝うお祭りを開くというのはどうでしょう。

    そんなことを思うこの頃です。


    赤いうさぎ 勘助

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