１、【好きな人と秘密のご旅行をお考えのお客様に】
２、【伊豆で二人っきりになれる場所をお探しのお客様に】


映画・小説『伊豆の踊り子』や『天城越え』の舞台になっている、

旧天城トンネル（正式名称「旧天城山隧道」）に行ってきました。
（踊り子に会えるかもしれないと思って……もちろん会えませんでしたけど　笑）


でも、素敵なカットに出会えました。

写真は、杉本が修善寺側から下田側へ向かう途中のトンネル内。

下田側から歩いてくるハイキングの男女です。


杉本とすれ違う二人は手をつないでいました。

迷いを内に秘めた恋に燃え上がり、水が走るトンネルを、風の群れと共に、天城峠を目指した二人。

二人にとっての峠。そこに待つものは果たして……。（妄想解釈）


旧天城トンネルで男女が二人っきりって、絵になりますね。

旅に出た学生と踊り子か。家出した少年と娼婦なのか。

幾重にも物語が重なり、想像の世界が広がるのは、杉本だけではないと思います。

そんな二人の気持ちを経験してみたいロマンへの憧れも。


なぜそんな気持ちが湧き上がるのか。天城峠は海に囲まれ山が深く、俗世間と遠く離れることができるから。

そう、二人っきりには、お誂え向きの場所だから。

秘密の恋をするなら、天城峠へ。


牧水荘土肥館食事処係り　杉本正太郎より。

P.S.
旧天城トンネル内には、走る水の音、風の群れの音がちゃんとありました。