８月のある日、車で走っている時、はるか前方を小さな黒い塊が車道を横切っていくのが見えました。人にしては子供でも小さく、犬や猫にしては、スピードが緩やかで、塊のシルエットもみょーに細長かったりしたので、一瞬、見てはいけないものを見てしまったぁ！？っという思いが頭をよぎりました。スピードを上げて通り過ぎるか、徐行して何だったかを確認すべきかを迷っているうちに、そのシルエットは無事、反対車線も横切り、車道から消えました。
謎のＸ地点に近づいた私は、何かに操られるように路肩に車を止め、塊が消えた歩道を目指し、車道を横切っていました。そして、恐る恐る向けた視線の先に見たものは・・。
なんと、全く予想もしなかった、カルガモと思われる親子の隊列でした！ホッと胸を撫で下ろしている隙に、仲の良い親子はピッタリと離れず、どんどん水田のある方向を目指して進んで行きます。慌てて我に返り、１枚だけ切った証拠画像がこれです。
皆さんもひと夏の思い出をいろいろとお持ちだと思いますが、一瞬、心臓が縮み、その後、笑顔になるような、まるで地獄から天国のような体験があったら、ぜひ周囲の人と共有してみて下さい。
自分の常識で理解できないことに出くわした時の想像力がいかに乏しいかということに気づかせてもらえる良い機会になるかもしれません（笑）それにしても、あー、怖かった。