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宿番号:318677

料理口コミ高評価4.6!地元の旬の食材を贅沢に使った絶品料理♪

中塩原温泉 (塩原温泉)
西那須野塩原ICから19Km・25分。東北新幹線那須塩原駅からバス65分・塩原温泉駅下車

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  • 夢木香オーナーのつぶやき 10/1

    更新 : 2020/10/1 11:56

    〜夢木香オーナーのつぶやきです。よろしければお付き合いください〜 10月1日

    朝夕の空気がひんやりと澄んできた。
    外を歩くと、心なしか足元がしっとりとする。
    10月のカレンダーをめくると二十四節気の一つ「寒露」の文字が見える。


    勤め人はあまり意識しないが、この頃になると「実りの秋」もたけなわで、
    農家の人は収穫にご多忙であろう。
    空気中の水蒸気が放射冷却などの影響で水滴となり、草花にくっつくのが結露の仕組みだ。


    窓ガラスなど人工物への結露はやっかいだが、自然のものはすがすがしい。
    空気も清々と澄み、さわやかな日が続く。
    本格的な秋の訪れだ。


    明治の文豪・幸田露伴の筆名にも「露」の字が入っている。
    若き日の露伴は北海道の余市で電気技師の仕事をしていたが、
    文学への情熱が高じて余市を脱出。


    福島までは徒歩で、そこからは汽車で東京の実家に帰った。
    氏の著書「突貫紀行」によると、すさまじい「裸道中」だったようだ。


    途中で買ったゆで卵が腐っていて死にかけたり、
    懐は寂しいので山野草を食べて野宿をしたり。


    ただこの道中で「里遠しいざ露と寝ん草枕」という句を得た。
    野宿して、露を伴侶とする意味の「露伴」の号が生まれた。


    こんな話を読むたびに、明治人の胆力と実行力の強さに感嘆する。
    われわれひ弱な現代人が、建物の結露などにオロオロしていては笑われよう。


    帰京後の露伴は。独学で膨大な知識を身につけていった。
    これからは露はより冷たい空気と接し霜に変わる。


    次の二十四節気は「霜降」だ。
    気温が下がることは一見、試練のようだが紅葉や黄葉を美しくする。

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