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宿番号:319164

秋田づくしの創作郷土料理ビュッフェと渓流沿い絶景露天風呂を堪能

ハイクラス

湯瀬温泉
東北道鹿角八幡平ICより国道282号線で10分。岩手県「盛岡駅」よりJR花輪線で100分、湯瀬温泉駅下車徒歩5分

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  • 伝説の里鹿角「ダンブリ長者」(その2)

    更新 : 2024/11/23 0:44

    伝説の里鹿角「ダンブリ長者」(その1)の続きです。
    (その1)は、一つ前のページをご覧ください。

    ~~~

    それはいまだかつて口にしたことのない芳醇な酒であった。
    男は妻を起こし、その話をすると妻もまた同じ夢をみていたという。
    二人はダンブリのあとを追っていくと、岩の間から一条の泉が湧わき出ていた。
    泉を手で汲んで口にすると、甘露のような酒であった。
    二人は神に感謝し、やがてこれをみんなに分けてやった。
    この霊酒を飲んだ人は、どんな病もたちどころに治った。
    汲めども汲めども霊泉はつきない。この話が 近隣四方にひびきわたり、
    多くの人々が集まって暮らした。米をとぐ小川は川下まで白く流れ、
    澄むことがなかったという。鹿角を縦断して流れる
    米代(米白)川の名の起源である。

    さて夫婦は、霊酒のおかげで巨万の富を得て、この国一の長者となった。
    今でも平間田の近くの長者屋敷には、その跡だという屋形の礎石が残っている。
    夫婦は長者号拝領のため、一人娘桂子姫をともない京へのぼった。
    桂子姫はたいそうな美女で、その美しさにうたれた天皇から「仕えよ」という
    御言葉をいただいた。桂子姫は、名を吉祥姫と改め、後宮の羨望の的となった。
    時は過ぎ、長者夫妻もこの世を去った。后となった吉祥姫は、
    両親の逝去を聞き、このことを天皇に申し上げると、
    「神は国家の守護である。長者が崇拝した大日神の社を
    長者の古里に建立しなさい」と言われた。
    そこで小豆沢村に大日堂が建立されたのである。
    継体天皇17年のときである。

    吉祥姫の遺言は、「わたしを古里の土中に埋めてほしい」というものであり、
    大日堂のそばに埋葬され、墓印として銀杏の杖が立てられ、
    吉祥院という寺も建てられた。
    銀杏の杖は大樹となったが、昭和53年の嵐でたおれ今はない。


    ■大日堂舞楽 「神々の舞い」
    (ユネスコ無形文化財/国重要無形民俗文化財)

    この大日堂(大日霊貴神社)では、毎年正月2日に
    約1300年の歴史をもつ県内最古の舞楽が奉納されます。
    舞楽に参加する能人は、大里、谷内、小豆沢、長嶺の4地区の氏子35人。
    長い歴史をもつ素朴であり、厳かな雰囲気の伝統行事です。
    次号は、大日堂舞楽を掘り下げてご紹介したいと思います。

    1枚目写真出典:オマツリジャパン(https://omatsurijapan.com/blog/dainichidoubugaku/)

    米代川(出典:FISHPASS)

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