宿番号:319164
四季彩り 秋田づくし 湯瀬ホテルのお知らせ・ブログ
大日堂舞楽 舞台裏 能人インタビュー (その1)
更新 : 2024/12/21 8:44
湯瀬ホテルの職員に、大日堂舞楽の重要な役目を担う、
舞手の能人が在籍しておりました。
本人も、大日堂舞楽をぜひ一緒に盛り上げていただきたいと言っております。
たっぷりと1時間インタビューしましたので
舞台裏話としてお楽しみいただければと思います。
話を聞かせていただいたのは
長嶺地区の「烏遍舞(うへんまい)」を担当する阿部 和起さんです。
烏遍舞とは、7部構成となっている本舞の3番で。別称、吉祥姫の墓固めの舞とも言われます。
継体天皇の後宮であった吉祥姫を葬る様を舞にしたものといわれ、折烏帽子に顆面をつけ、大刀を抜き持ち、声明を唱えながら、笛、太鼓の囃子で六人立、大博士 舞、二人舞の3節が舞われます。
まだお若い阿部さんは舞手となり今年で3年目。
大日堂舞楽には小学生の頃から「供人(ともど)」と呼ば
れる付き人を担い長い年月、大日堂舞楽に携わってきました。
まずは舞手となる能衆に課せられる厳しい仕来りについて
聞いてみました。
12月初旬頃から練習が始まり
12月20日頃から、一切のお酒と肉の摂取、また外食や
家庭の外で調理された頂き物を口にすることも禁じられています。
ただし、例えば刺身や果物などの生モノだけはなぜか許されていたそうです。
また、舞手だけでなく
大日堂舞楽に携わる方すべての方が守るべき決まりで
阿部さんは、供人(付き人)として関わった
小学生の頃からずっと厳しい仕来りを守ってきたそうです。
祭事に関わる皆さんがどのように年末年始を過ごすのか聞いていると
阿部さんのお家では、お祖母様が精進料理を作ってくれ
舞楽を終えた3日にいわゆる”お正月”を過ごされるとのことでした。
(その2へつづく)
阿部和起さん
関連する周辺観光情報
関連する宿泊プラン