みなさんこんにちは！！
今日は北風が冷たくて、ダウンコートに、
ついついホッカイロを使ってしまいました。
冬本番はこれからなのに・・・
冷え性にはつらいです。

さて、
今日はそろそろゴールが見えてまいりました！
【最上三十三観音巡礼レポート】今日は第２７番です。

第二十七番
「 深堀　ふかぼり　」

ご本尊は聖観世音で、かの聖徳太子の作なんだそうです

むかし、安戸見一尾という人が、
この尊像を持っていたそうなのですが、その子孫が没落したため、
不敬に取扱うことを心配した末　比叡山に奉納したんだそうです。

その後、安戸見一尾の子孫、川辺市正が、
祖先が奉っていた仏であることを知り、守護仏に貰い受けたんだそうです。

その後、長谷川盛易の手から大和の国橘寺へ。
続いて、大阪夏の陣の際は、九鬼一之進がこれを頂いて戦場へ。
そして九鬼は　この仏を松永弾正に譲り、
松永家は浪人となり奥州白河に住み、その子孫を経て大竜寺に安置されたのだそうです。

深堀には、その後　村で観音像が盗まれ　困っていたところに
大竜寺にある尊像を譲り受け、今の形になったのだそうです。


ご詠歌は・・・
いはをたて　みずをたたえて　ふかほりの
にはのいさごも　じょうどなるらん


なんだか、人から人へ・・・
いろいろな縁で　この深堀に像が来たんだと思うと
感慨深いですね。