京都・奈良は以前から修学旅行の目的地として長く挙げられておりますが、今年は例年以上に多くの学生の方が京都に来られているようです。当ホテルで修学旅行のご利用は特に無いのですが、それでも近くの京都タワーにはお土産を買いに来られる生徒の方、また京都タワーに登られる生徒の方などで今は一日中満員状態です。人の多さに「ウワーッ」と思う時もありますが、でも活気でみなぎっているのは修学旅行そのものですね。

　昨年はインフルエンザの蔓延が影響して、繰り伸びや中止にされた学校も多くて、京都駅前でも例年では考えられない位に閑散としていた時がありました。でも今年は写真のような風景が毎日、駅の中で見られます。

　修学旅行は今は教育旅行と言い方も変わり、日程も団体では行動されずに班ごとでタクシーを使って自由に移動しての行程を敷いておられるのがほとんどです。夜もテーブルマナー講習を夕食時に設けたり、舞妓の踊りの観賞を企画したりと色々多様なアイデアを取り入れられていて、私の頃とは様相も変わりました。でも心の中で学生時の友人同士の旅の思い出として深く残るという点は、今も昔も変わらないものだと思います。

　５月から６月の始め迄、京都市内の観光スポットはこのお客様が非常に多いですが、自分の良き思い出を頭に描いて頂き、少しは猶予してもいいかなぁと思っていただければ幸いです。