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ホテル法華クラブ京都のお知らせ・ブログ
船頭さんによる軽快な船の操舵が印象深かった?
更新 : 2010/6/5 20:54
今日も京都市内の気温は30℃に到達して、かなり暑かったです。外から戻って来られるお客様も、夏の格好をされている方も多くいらっしゃいます。
そのお客様から初めて保津川下りに行かれたとお話をされていた方がいらっしゃいましたので、その話を一言・・・。最初は定期観光バスにあるトロッコ列車と保津川下りのコースに申し込もうとされていたのですが、ちょっとした手違いがあったそうで購入できなかったとの事。でも京都駅内に行き、トロッコ列車には乗らなかったそうですが、嵯峨野線に乗って亀岡駅まで行き、そこから乗船されたそうです。(嵯峨野線はトンネルが多く、景色は見えないのですが、そのまま亀岡駅からは乗り場までが直ぐであり、時間的にも実は早いんです。)
船着き場から乗船した船には、前部で2人が櫓を漕ぎ、1人が竿を、そして後部での舵とりと合わせて4人の船頭さんが、ガイドも兼ねて同乗されたそうです。流れに乗っていれば勝手に下るというほどの速さではなく、櫓を漕ぐ人も必要みたいです。
「今日は風が向い風やから皆さんは爽やかでしょうけど、私らは力入れて漕がなならんので、えらいんですわ。その割に給料安うて大変なんですわ。それが言いたかった。」なんてジョーク交じりのトークは、いかにも手慣れた船頭さんであったようでして・・・。
でも流れが急になったり、岩場に挟まれたせまい水路を行く時には、そんな饒舌なトークもさすがにトーンダウンしたそうです。そういう場所では、岩場に竿をさすタイミングと舵とりの呼吸が大事なようで、竿を受け持つちょっとジャニーズ系の兄ちゃんと、舵とりのおっちゃんの間で腕前を確かめあう「よっしゃよっしゃ。」とか「ほんまはもうちょっと右でもよかったな。」みたいな合図がひそかに交わされてたそうです。
やがて嵐山が近づいて、嵐峡館の送迎の船や渡月橋からはるばる漕ぎ上がってきた貸しボートの姿が見えはじめると、川はまったく流れないかのように静かになって無事に到着。スリル満点を想像していたそうですが、のんびりゆったりの保津川下りであったと感想を話されていました。
次は紅葉の時期にトロッコ列車も合わせてぜひ来たいと最後に話され、お部屋に上がって行かれました。どうもお疲れ様でした。