何か久々のヒットって感じです。其処は「直指庵」という嵯峨野でも最も北に位置する竹林に囲まれた、心が本当に洗われる所です。

　嵐山・嵯峨野散策コースには、嵐山から天龍寺、落柿舎、二尊院、常寂光寺、祇王寺、化野念仏寺、嵯峨釈迦堂（清涼寺）、そして大覚寺など、一日でも回り切れない位の観光スポットがあり、今日もトロッコ嵐山駅に降り立つと其処からあまりの観光の方の多さにまず吃驚！！

　直指庵はトロッコ嵐山駅からだと歩いて約４５分と一番の外れにあるので、遠いと言えば遠い所です。案内によれば何と言っても孟宗竹の竹林の美しさだ！という事で、秋は特に紅葉とのコラボがバッチリであるというので、人込みの中を大覚寺まで歩き、そのまま直指庵に向かいました。

　当に見頃！！奥地という事で人も少なく、本当に紅葉を見に来られている方しかいらっしゃらないから、境内の中も本当に静寂であり、その中に映える紅葉も一際綺麗に見られました。

　本堂にも上がりましたが、その畳の間から望む庭園の景色が当に竹林と紅葉のコラボ。ゆっくり堂内の控え間で、庭園の紅葉や竹林を前に静かに自分を見直す時間がつくれそうでした。

　直指庵は悩む女性の駆け込み寺としても知られていて、本堂内には心の内を打ち明けるための「思い出草ノート」がありました。現在、保存されているノートは５０００冊以上もあるとの事･･･。

　然程広くはないのですが、モリアオガエル（天然記念物）の生息する池もあり、庭園も本当に長閑な落ち着ける場所です。少し歩かなければならないし、派手さも無いのですが、日々の疲れを癒すにはモッテコイな場所として、ここ最近では一押しでしょうか･･･。