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アパホテル〈山形鶴岡駅前〉のお知らせ・ブログ
第29回日本海寒鱈まつり
更新 : 2017/1/5 12:10
厳寒の日本海の荒波でもまれ脂ののった寒だらをぶつ切りにし、みそ仕立てで丸ごと鍋にして味わう「寒鱈汁」(どんがら汁)は、鶴岡を代表する野趣あふれる冬の味覚。
この寒鱈汁を思う存分味わってもらおうというイベントが「日本海寒鱈まつり」。
2017年1月15日(日) 10:30〜15:00 です。
鶴岡銀座通りを会場に、毎年約2万人のお客様を迎えて開催しています。
10店舗を超えるお店で寒鱈汁を準備するので、食べ比べも楽しみの一つです。
また、鶴岡の特産品や冬の味覚も販売され、さらには、太鼓の演奏や歌、音楽などのステージイベントや新潟・秋田・石巻・北茨城などの観光物産展も開催されるなど、食べて満足、見どころたくさんのイベントです。寒いのであったこぐ(暖かく)して行ってみて下さい。
山形県庄内地方の郷土料理
「どんがら汁」は「寒鱈(かんだら)」の身、頭、内臓を岩のり、豆腐、葱や大根などの野菜と共に味噌仕立ての汁で煮る山形県庄内地方の郷土料理です。「寒鱈」は寒さが厳しくなる冬の時期に産卵のためにやってくる鱈で、脂が乗っていて身も膨れていて美味しいです。日本海沿岸の庄内地方では古くから厳寒期の日本海で獲れた「寒鱈(かんだら)」を漁師が丸ごと鍋で煮て食べており、その漁師料理が広まって庄内地方の冬の名物料理となりました。身が締まって脂が乗って肉厚な鱈は身だけでなく、頭、骨、内臓にも旨味があって、庄内地方では余すところなく鍋に使って味わっています。
「どんがら汁」の由来
「どんがら汁」は「寒鱈(かんだら)」の身とガラを使うのでもとは「胴殻(どうがら)汁」と呼ばれていましたが、「どうがら汁」が訛って「どんがら汁」になったものと思われます。鱈は身だけでなく、骨、内臓、頭もほぼすべての部位が利用できるので、「胴」と「殻」を余すことなく使う「どんがら汁」が生まれたのです。漁師料理として船上や浜辺で「寒鱈」の身と内臓をぶつ切りにして、豪快に鍋で煮て食べたのがはじまりです。庄内地方では「寒鱈」と岩のりだけで味噌仕立てにすることが多く、他の具材は入れずに主役の「寒鱈」をたっぷりと味わいます。「寒鱈」は12〜2月の冬の時期が最も身が締まって脂も乗っており、美味しいです。