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湯の宿 白山菖蒲亭のお知らせ・ブログ
【加賀ある記】大家家
更新 : 2011/1/31 11:17
大聖寺の瀬越は、大聖寺川河口近くの小さな集落で昔は竹薮と砂丘しかなかったため竹原と呼ばれていたものが竹の浦に変わり、近くの吉崎に蓮如上人がいらしてから瀬越という地名になりました。
この大聖寺川河口の瀬越は、港のない村にも関わらず北前船で栄え明治時代後期、200戸の家のほとんどが北前船に関わる仕事をしていました。
全国有数の豪商が二人もいて、その一人、大家氏の屋敷が今も大聖寺川沿いにあって美しい景観を見せてくれています。
一般には公開されていませんが1000坪を超える広大な屋敷には細かい細工を施された重厚な門、複数の蔵、椎の木の古木や江戸後期の燈篭、大正時代半ばに建てられた茶室などがあり当時の繁栄を忍ばせてくれています。
特に大家、広海両家の船主たちは地元に小学校を寄贈したり道造り、水道作りなどに尽力しました。
大家家は船主でもあると同時に荷主でもありました。
寄港地で良い商品を買い付け、必要とするところに売るという「買い積み式」(商社)をとったのです
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住 所 加賀市大聖寺瀬越町
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