春は卒業、進学、就職など出会いと別れの季節です。
鉄道にも同じようなことがあります。
毎年3月になると全国各地の鉄道事業者で一斉にダイヤ改正を行い、この時に新しい車両や路線が登場したり、逆に長年活躍したものが使命を終える時でもあります。

1988年3月13日は大きな転換点でした。
本州と北海道を結ぶ鉄道トンネル、青函トンネルが開業した日です。
青函トンネルの構想は数十年前からあり、本州〜北海道間の直通列車は長年の悲願でした。
この青函トンネル開業を機に大阪・東京方面への寝台特急や、青函トンネル見学用列車などバラエティ豊かな列車が走るようになりました。

青函トンネルは今年で開業36周年です。
当ホテルのロビーに展示しているヘッドマークは、実際に青函トンネルを走行していた列車のものです（SL函館大沼号を除く）。
残念ながら今は全て定期運行から退いています。

鉄道や船に関連したものが多い当ホテルの中でも、このヘッドマークは人気の撮影スポットです。
ここで記念撮影されるお客様がたくさんいらっしゃいます。

一方、80年にわたって運航されてきた青函連絡船は、青函トンネルの開業により役目を終えました。
最終運航日には多くの方が別れを惜しみました。

その後、連絡船への線路と連絡橋は撤去され、その跡地に当ホテルが建ったのです。
1階のロビーで往年の名列車に思いを馳せ、
12階のラウンジで青函連絡船「摩周丸」を望みながら鉄道や船関連の書籍を読む。。。

函館の鉄道の歴史に触れることのできるJRイン函館に是非お越しください！