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宵待ちの宿 萩一輪のお知らせ・ブログ
2/6 山口県内先行ロードショー 映画「獄に咲く花」
更新 : 2010/3/15 23:06
萩が生んだ「維新の原動力」吉田松陰先生 生誕180年を記念して映画「獄に咲く花」がいよいよ公開!【山口県内先行ロードショー】2010年2月6日(土)県内7箇所、福岡県2箇所
◆上映館・・・下関スカラ座シアターゼロ、宇部シネマスクエア7、山口スカラ座、萩ツインシネマ、ワーマーマイカルシネマズ防府、MOVIV周南、岩国ニューセントラル、シネプレックス小倉、シネ・リーブル博多駅
【ストーリー】
約260年の太平を築いた江戸幕府の終焉は、1853年の黒船来航から始まる。変革への大きな役割は、長州・薩摩・土佐などの雄藩と呼ばれる地方の勢力が担った。中でも長州。萩に藩庁を置くこの藩からは、伊藤博文、山縣有朋、木戸孝允、品川弥二郎ら維新政府の指導者を数多く輩出し、その後も脈々と、国家の礎となるスケールの大きな人物を生み出した。
何故、一時期にこんなにも優秀な人材が長州藩から生まれたのか?その答えは、一人の男の存在を抜きには語りえない。その男の名は、吉田松陰。藩の兵学師範の家筋に生まれ、10歳の時に藩主毛利敬親の御前講義を務めた俊英。私塾「松下村塾」を開き、多くの才能を見出し育んだ稀代の思想家、教育者。国を思い、故郷を思い、人を思ったこの偉人は、その思いも半ば、安政の大獄によって刑に処され、わずか30歳でその生涯を終える。
本作では、その短い生涯の中の一場面、藩の牢獄「野山獄」に収監されていた頃の日々を、同じく時代が故の罪状で収監されていた女囚、高須 久の目を通して描かれる。海外渡航を企てるという途方もない大罪を犯し、故郷の獄へ送られてきた彼は、それでも自らの理想を信じ、日々を無為にするのではなく、学び精進し、人と関わり続けた。
「我らは皆、磨けば光る原石であります」
「大切なのは、あなたが今何をしているか、これから何をするのかが大事なのであって、過去にあるものではありませんよ」
その姿は、長く囚われの身となり希望を失った獄中の人々の、凝り固まった心を少しずつ溶かしていく。それはあたかも、野山獄の片隅で可憐な花を匂わせる樗(おうち:栴檀(せんだん)の古名)のごとくであった。清廉で一途で、常に人を愛して止まなかった吉田松陰。生涯、独身を貫きその思想に殉じた彼の秘史、久とのただ唯一の恋慕の情景は、淡きがゆえ美しく、儚きがゆえ力強く、観る者の胸を強く揺さぶる。
◆2010年4月、有楽町スバル座ほか、全国ロードショー!
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