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世界文化遺産へ推薦決定!「明治日本の産業革命遺産」
更新 : 2014/10/6 2:22
【世界遺産登録へ前進!】
この度、萩反射炉など萩の5つの資産を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」を今年度、ユネスコの世界文化遺産へ推薦することが決定されました。
平成27年6月ごろユネスコ世界遺産委員会において世界遺産への登録が審議されるようです。
【概 要】
明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域
19世紀後半より20 世紀初頭にかけて,幕末から明治期の日本における重工業分野(製鉄,造船,石炭産業)の急速な産業化の道程を,時間軸に沿って証言する一連の産業遺産(現役産業施設を含む)により構成されている。
【萩市内の構成資産】
@萩城下町
毛利輝元が居城として建てた旧萩城と,旧萩城の外堀から外側の城下町からなる。城下町の町筋は碁盤目状に画され,中・下級の武家屋敷や町屋が軒を連ねていた。中心路から南に向かう菊屋・伊勢屋・江戸屋横町という小路,木戸孝允旧宅などが連なり,城下町の景観を偲ばせる。伝統的な階級的社会経済景観の本質的な背景を示す。
A萩反射炉
萩(長州)藩から佐賀藩に派遣された大工棟梁が持ち帰った反射炉の見取り図を基に建設された。1856年に、西洋式大砲の鋳造に必要な鉄の製造を目的に試験的に造られた。
B恵美須ヶ鼻造船所跡
木戸孝允の意見書や幕府の要請により,萩(長州)藩が設けた造船所跡。1856年に「丙辰丸」、1860年に「庚申丸」という2隻の洋式軍艦を建造した。
C大板山たたら製鉄遺跡
我が国の伝統的な製鉄方法である「たたら製鉄」に関する両側に足踏み『ふいご』のついた炉,排水路,鉄池等の遺構がよく保存されている。ここで作られた鉄は幕末に萩(長州)藩が建造した洋式軍艦「丙辰丸」にも使用されている。
D松下村塾
吉田松陰が門弟を教えた私塾である。松陰は西洋の教育,科学,産業を取り入れた進歩的な国づくりを夢見た。1854年にはペリー提督の艦隊に紛れてアメリカへの渡航を試みた。その教えは明治政府の教育方針である国民皆学の基礎となった。
【今後のスケジュール】
25年9月末 政府がユネスコに推薦書(暫定版)を提出
26年1月 政府が推薦書(正式版)をユネスコに提出
26年夏〜秋 ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議による現地調査
27年6月頃 ユネスコ世界遺産委員会において登録決定
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