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大河ドラマ「花燃ゆ」【野山獄跡・岩倉獄跡】
更新 : 2015/3/12 22:34
◆藩政時代の獄屋敷 野山獄跡・岩倉獄跡◆
吉田松陰は、黒船に乗り込み海外密航を企てるも失敗、金子重輔とともに萩の獄へ投じられます。
2人が投じられた「野山獄」「岩倉獄」は、現在は敷地の一部が保存されて記念碑が建ち、貴重な史跡として残っています。
野山獄・岩倉獄は、藩政時代の獄屋敷で、野山獄は上牢として士分の者を収容し、岩倉獄は下牢として庶民を収容しました。海外渡航に失敗したのち、松陰は野山獄へ、重輔は岩倉獄へ投ぜられました。
松陰はここで仲間の囚人たちに孟子の講義をするとともに、自らも俳諧や書を学びました。また、獄吏でさえ廊下で松陰の講義に耳を傾けたといわれており、前例のない教育活動を行いました。
野山獄には、文久・元治年間(1861〜64)、高杉晋作や楫取素彦(小田村伊之助)ら多くの志士も入牢し、また十一烈士など尊皇攘夷派だけでなく、保守派の坪井九右衛門や椋梨藤太など、多くの人が処刑されたところでもあります。
野山獄跡・岩倉獄跡は、萩藩の波乱に富んだ維新当時を偲ぶことができる貴重な史跡です。【市指定史跡】
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