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大河ドラマ「花燃ゆ」【高杉晋作と奇兵隊】A
更新 : 2015/6/3 1:23
下関戦争を遡ること5年、安政5年(1858)9月、高杉晋作の師である吉田松陰は、兵学者の立場から西洋の進歩的な歩兵制度を説いた「西洋歩兵論」を著します。
この中で吉田松陰は、自分の専門である山鹿流などの旧式な兵法を廃止し、西洋式の歩兵制度を取り入れること、歩兵には農民なども採用することなどを主張しています。 これを熟知していた高杉晋作は、吉田松陰の考えに従って、身分にとらわれない歩兵部隊を結成します。
高杉晋作は「西洋歩兵論」の中の「奇兵は譬へば傍らより小股を取るが如し」の一説や、引用された孫子の「兵は正を以て合ひ、奇を以て勝つ」などから、歩兵部隊の名を奇兵隊と命名します。
奇兵隊の最大の特徴は、身分を問わず「有志」を募って結成されたところにあります。
確認されている隊員622名のうち、272名(44%)は武士でしたが、237名(38%)は農民出身者でした。
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